野木亜紀子が紡ぐ『アンナチュラル 』の唯一無二な台詞

こんにちは、しゃんしゃんです。

ドラマを好きではない人にこそ観て欲しいアンナチュラル

今日は私が1番好きなドラマ、アンナチュラルについて語りたいと思います。

今まで生きてきて沢山のドラマを観てきましたが、ここまで夢中になれる作品はなかなかありません。

ドラマ好きにはもちろん、普段ドラマを観ない方にも観やすい作品なのではないかと思うので、そんな方にも届くことを願いつつお話ししていきます!

※以下、ネタバレ含みます

アンナチュラルとはどのようなドラマ?

アンナチュラルとは『UDIラボ』(不自然死究明研究所』という架空の研究機関が舞台であり、法医学者であり本作の主人公である三澄ミコト(石原さとみ)を中心に毎回『死』の裏側にある事実を解明していく物語です。

脚本家は野木亜紀子。

アンナチュラル最大の魅力

私はこのアンナチュラルの最大の魅力は何よりもここぞと言う時のセリフ持つ力だと考えています。

それが顕著に現れている第7話『殺人遊戯』。

舞台は高校。そこで起きたいじめという名の『殺人』。

いじめが原因で自殺してしまった友達を救えなかった1人の男子高校生が自殺しようとしたその時にミコトが発したセリフ。

「あなたが死んで何になるの?」

とても衝撃的でした。

「あなたが死んだら家族や友人が悲しむ」「私はあなたに生きて欲しい」今まで、テレビや本で触れてきた自殺を止める台詞は少しも出てきませんでした。

あなたが死んで何になる、非常に冷たく言われた本人が傷付き兼ねない言葉だと思います。

その台詞にこう続きます。


あなたを苦しめた人の名前を遺書に残して、それがなに?

彼らはきっと、転校して、名前を変えて、新しい人生を生きていくの。

あなたの人生を奪ったことなんてすっかり忘れて生きていくの。

あなたが命を差し出しても、あなたの痛みは、決して彼らに届かない。

それでも死ぬの?

あなたの人生は、あなたのものだよ。

こんな台詞、今まで聞いたことがありませんでした。

痛いかもしれないけど、苦しいかもしれないけど、きっとこれが現実なんだと思います。

今までドラマをフィクションとして楽しんできた私は、台詞のあまりの生々しさにこのドラマは現実以上に厳しい現実を突きつけてくる、だからこそ記憶から離れないんだと思わせられました。

このような胸を打つ、苦しささえ覚えるような台詞がありながらも、物語のテンポ良く進むスピード感や登場人物同士のくだらないやり取りなどもあり、後味が悪くなったり暗い気持ちになったりしないところがこの作品の魅力の一つでもあります。

観て後悔はしないので、ぜひチェックしてみてください!

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